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【英語表現】「nitty-gritty」の意味とは?例文と語源もご紹介!

こんにちはgrandstreamです。

さて、今回も気になる英語表現について深堀りしてみたいと思います。

今回調べてみたのは「nitty-gritty」です。

nitty-grittyってどういう意味?

さっそく辞書で調べてみました。

 (問題の)核心、基本的事実

引用:Weblio

ちょっと変わった単語ですね。初見ではどんな意味なのか全く検討もつきません…。

なお、発音は「níṭigríṭi(ニティーグリティー)」です。

nitty-grittyの語源は?

では、気になる語源を見てみましょう。

調べていくと、アメリカの奴隷制度となにやら関係があるようです。

「nitty-gritty」とはもともと、奴隷貿易船から奴隷たちが下船した後に残った残骸のことを指しており、のちに奴隷そのものを指すようになったとか。

で、肝心の「nitty-gritty」という単語そのものの由来ですが、以下の2つの説が見つかりました。

  1. nit(シラミ)+grits(トウモロコシ)
  2. n(itty) gr(itty) = n__gr__ = “negro”, or “nigger”

1に関しては、長期間に及ぶ船旅の後には、奴隷船のなかにシラミ(nit)も湧くでしょう。またとうもろこし(grits)は奴隷たちの食料として使われただろうとのこと。

次に2ですが、こちらは、黒人を表すnegro(ニグロ)にittyという文字を挟み込んで、黒人を表す隠語として使用されたのではないか、という説ですね。

いずれにせよ、もともとは「船の底の残骸」、あるいは「黒人」という意味だったとして、それがなぜ「核心」という意味で使われるようになったのかは謎ですね。

(参考:Wiktionary, The Scotsman, quora.com)

nitty-grittyを使った例文

ではさっそく例文をみてみましょう。

  • He really gets down to the nitty gritty of coaching.
    →彼はコーチングの核心部分に迫っていきます。

引用:Collins

  • Let’s get down to the nitty-gritty of the actual building costs.
    →それでは、実際の建築費の細かいところまで説明していきましょう。

引用:Cambridge Dictionary

  • Let’s stop wasting time and get down to the nitty-gritty.
    → 時間を無駄にしないで本題に入ろう。

引用:英辞郎

以上のように使用します。

SNS上での使用例

ではツイッター上で「nitty-gritty」を使用している人のツイートを見てみましょう。

驚くことに、核心に迫ると大抵のことはマルチ商法なんです。

うーんどういうことだろうか。

考えてみたけどよくわかりません…笑。

私は、アフリカの歴史の細かい部分にまで踏み込むのが好きです。なぜなら、私たちの民族や王国について多くの間違った情報が押し付けられてきたからです。

アフリカ大陸出身でない者は、私たちの歴史についての情報を公表すべきではありません。私たちに任せてください。

まあ、マスコミなどはいい加減なときがありますからね。

いや、でも私は彼女が大好きだよ。彼女は、他のみんなが(私のもう一人の女の子を除いて)ここで遊んでいるときに、細かいことまでやってくれるからね。でも、もう一人の娘は産休に入ってしまった。ありがたいことに、彼女は戻ってきたよ!

「物事の核心」という意味より、このツイートのように「細かいことまで気が届く」みたいな文脈でも使えそうですね。

まとめ

さて今回は、「nitty-gritty」について調べてみました。

語源のリサーチはちょっと苦労しましたが、奴隷制度が由来という説が有力なようですね。

そういう事もあって、真偽はともかく、この表現を使うときはちょっと注意が必要かもしれませんね…!

というわけで、また次回。

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