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【英語表現】「by and large」の意味とは?ネイティブの使用例と語源をご紹介!

こんにちは、grandstreamです。

さて、今回も気になる英語表現について深堀りしてみたいと思います。

今回調べてみたのは「by and large」です。

by and largeってどういう意味?

さっそく辞書で調べてみました。

全般的に(見て)、概して

引用:英辞郎

by and largeの語源は?

では、語源を見ていきましょう。

この表現は「航海術」に密接に関係しています。まずは、マストを張って進むようなあの船をイメージしてみましょう。

ではまず、「large」からみてみましょう。航海において「large」とは、風が船の後方から吹いている状態のことを指します。

風が「大きい」と表現したわけです。この状態のときはマストをいっぱいに張ることで、風下に進んでいくことができます。

追い風、みたいなイメージでしょうか?

逆に「by the wind」と表現する際は、風が吹いている方向に進んでいく状態のことを指します。向かい風のようなイメージでしょう。

(向かい風で、果たして船が前方にすすめるのか、疑問に思う方もいるかも知れませんが、物理的に可能なようです。)

したがって「by and large」とは、少し噛み砕いて言えば、「追い風であろうと、向かい風であろうと、どんな状況下でも」となり、そこから、「あらゆることを考慮した上で、概して」という意味で使われるようになったというわけです。

(参考:Merriam-Webster, The Phrase Finder, World Wide Words)

by and largeを使った例文

ではさっそく例文をみてみましょう。

  • This neighborhood is, by and large, made up of minorities.
    →この地区は大体少数民族が住んでいる。

引用:英辞郎

  • There are a few small things that I don’t like about my job, but by and large it’s very enjoyable.
    →私の仕事には、いくつかの小さな嫌な点もありますが、全体的にはとても楽しいものです。

引用:Cambridge Dictionary

  • by and large, that information is accurate
    概して、その情報は正確である。

引用:Merriam-Webster

以上のように使用します。

SNS上での使用例

ではツイッター上で「by and large」を使用している人のツイートを見てみましょう。

私が数学や科学を学ぶ動機のひとつは、一般の人に説明できるようになりたいということだと思いますが、一般の人は概して知りたがらないということがわかりました。

まあ、それも一理ありますね笑。でも、わかり易く説明できれば、数学や科学に興味を持ってもらえる人も増えるんじゃないでしょうかね?「~~の最終定理」とか、そういう数学の話って難しいですけど、興味そそりますよね。

犯罪、経済的な争い、有害な政治を取り除いた南アフリカは、美しい国です。私たちは、大体において素晴らしい国です。私はここが大好きです♥️✊。

僕はあんまりアフリカについて詳しくないですが(やや危険?というイメージはありますが…。)、自然とか、ヒトとか単体で見れば素晴らしい場所なんだろうと思います。一度は行ってみたいですね。

オーストラリア人はおおむね善良な市民です。良い意味じゃないですよ。どちらかというと、「屠殺される羊のようだ」という意味です。

「屠殺される羊」っていうのは、「無抵抗で、従順な」国民ってことでしょうか?
比較的平和になってきた国では、どこもそんな感じなのかもしれませんね。普通に生活していく上で特に不満はないだろうから、反政府的な活動をしている人の数は昔に比べて減ったんではないでしょうかね…?

まとめ

さて今回は、「by and large」について調べてみました。

たまに耳にする表現ですが、航海に由来している単語だとは、ちょっと意外でした。

というわけで、皆さんだけが知っている面白い英語表現がありましたら、ぜひ下のコメント欄で教えて下さいね!

ではまた次回!

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